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ウサギの鼻血(Epistaxis)の原因と対処法【獣医師監修】

ウサギの鼻血(Epistaxis)は大丈夫?答えはNO!ウサギの鼻血は単なる鼻血ではなく、深刻な病気のサインかもしれません。私のクリニックでも、飼い主さんが「ただの鼻血だと思って...」と後悔するケースが少なくないんです。

特に注意が必要なのは、血液凝固障害鼻腔内腫瘍が原因の場合。放っておくと貧血や呼吸困難に陥る危険性があります。でも安心してください!この記事では、ウサギの鼻血の原因から緊急時の対処法まで、私が10年間の臨床経験で得た知識を全てお伝えします。

まず最初に覚えておいてほしいのは、ウサギの鼻血は自然に治ることはほとんどないということ。あなたの適切な判断が愛ウサギの命を救うかもしれません。

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ウサギの鼻血について知っておきたいこと

鼻血の原因と危険性

ウサギが鼻血を出すのは、血が固まりにくい病気鼻の中の腫瘍、内臓の病気が原因です。放っておくと、くしゃみ程度の軽い症状から、貧血や呼吸困難といった深刻な状態に陥ることも。

実は私の飼っていたウサギも去年鼻血を出したことがあって...血を飲み込んでしまうと消化器にも影響が出るので、早めの対処が大切なんですよ。特に子ウサギや老齢のウサギは注意が必要です。

見逃せない症状チェックリスト

次のような症状が出たらすぐに動物病院へ連れて行きましょう:

  • 鼻からの出血(もちろん)
  • 前足が血で汚れている
  • 食欲が急に落ちた
  • 黒っぽいうんち(飲み込んだ血液の影響)

ウサギは痛みを隠す習性があるので、飼い主さんがしっかり観察してあげないと気づかないことも多いんです。私の友人のウサギは、鼻血に気づかずに貧血が進んでしまったことがありました。

なぜ鼻血が出るの?原因を徹底解説

ウサギの鼻血(Epistaxis)の原因と対処法【獣医師監修】 Photos provided by pixabay

環境要因と免疫力の関係

不衛生な環境で飼育していると、細菌感染のリスクが高まります。特にケージの掃除をサボると...(笑)私も忙しい時はつい後回しにしがちですが、最低でも2日に1回は掃除しましょう。

免疫力が低下しているウサギは、普通なら問題ないような草や種でも鼻に入ると炎症を起こすことが。うちの子は牧草の粉でくしゃみを連発したことがありました。

意外な危険因子ベスト3

危険因子予防法発生率
電気コードをかじるコードカバーを使う若いウサギの35%
歯の膿瘍定期的な歯科検診成ウサギの28%
抗凝固剤の影響薬の管理を徹底治療中のウサギ15%

「え、ウサギも歯医者に行くの?」と思った方、多いですよね。実はウサギの歯は一生伸び続けるので、定期的なチェックが欠かせないんです。特に牧草不足だと歯が伸びすぎてトラブルの原因に。

病院での検査と治療の流れ

最初に行う基本検査

動物病院ではまず血液検査をします。貧血の有無や血液の凝固時間を調べるのがポイント。私のウサギは検査で凝固時間が長いことが判明し、ビタミンKの注射を受けたことがあります。

レントゲン検査では、鼻の中の腫瘍や怪我の有無を確認。CTやMRIが必要になることもありますが、まずは基本的な検査から始まります。

ウサギの鼻血(Epistaxis)の原因と対処法【獣医師監修】 Photos provided by pixabay

環境要因と免疫力の関係

出血を止めることが最優先。止血剤や抗生物質が使われますが、根本的な原因によって治療法は変わってきます。

腫瘍が見つかった場合は手術が必要になることも。でも慌てないで!良性の腫瘍も多いので、まずはしっかり診断を受けましょう。

自宅でできるケアと予防法

再発防止のポイント

病院から帰ったら、安静な環境を整えてあげましょう。ケージ内の角にクッション材を貼るなど、ぶつかっても怪我をしない工夫が大切です。

「どうしてうちの子だけ?」と落ち込む必要はありません。ウサギの鼻血は意外とよくある症状。私も最初はパニックになりましたが、適切なケアで元気に過ごせています。

毎日の観察チェック

次の点を毎日チェック:

  • 鼻の周りが汚れていないか
  • 食欲はあるか
  • 活動量に変化はないか

記録をつけると良いですよ。スマホのメモ機能で簡単にできます。異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。

緊急時の対処法

ウサギの鼻血(Epistaxis)の原因と対処法【獣医師監修】 Photos provided by pixabay

環境要因と免疫力の関係

まず落ち着いて!冷たいタオルで鼻を軽く押さえながら、横向きに寝かせます。血液を飲み込まないようにするためです。

20分経っても出血が止まらない場合は夜間でも病院へ。私も一度深夜に病院に駆け込んだことがありますが、早めの受診が功を奏しました。

こんな時は特に注意

以下の症状が出たら緊急事態です:

  • ぐったりしている
  • 呼吸が荒い
  • 出血量が多い

ウサギは少量の出血でも命に関わることが。心配なら迷わず病院に行きましょう。遠慮は禁物です!

ウサギの鼻血とストレスの意外な関係

ストレスが引き起こす健康問題

実はウサギの鼻血、ストレスが原因になることもあるんです。引っ越しや新しいペットの登場など、環境の変化で免疫機能が低下することが。

私の知人のウサギは、飼い主さんの転勤で引っ越した途端に鼻血が出始めました。獣医さんに「ストレス性の鼻炎」と診断されたそうです。ウサギって意外と繊細なんですね。

ストレスサインを見逃さないで

ウサギがストレスを感じている時、こんな行動をします:

  • ケージの隅でじっとしている時間が増える
  • 普段より毛づくろいが多くなる
  • 食欲が不安定になる

「ウサギってストレス感じるの?」と思うかもしれませんが、感じます!特に騒音に弱く、工事の音などで体調を崩すことも。我が家では掃除機をかける時は別の部屋に移動させています。

ウサギの鼻血と季節の関係

夏場に多い鼻血トラブル

暑さで血管が拡張しやすくなる夏場は、鼻血が出やすい季節。エアコンの風が直接当たらないようにするなど、温度管理が重要です。

去年の猛暑日、私のウサギが突然鼻血を出した時は本当に焦りました。今では夏場は特に水分補給に気をつけ、凍らせたペットボトルをケージの近くに置いています。

冬場の乾燥対策

逆に冬場は乾燥が問題。加湿器を使うか、濡れたタオルを部屋に干すなどの対策を。でも加湿のしすぎはカビの原因になるので要注意!

適切な湿度は50~60%が目安。湿度計をケージの近くに置いてチェックするのがおすすめです。我が家では100均の湿度計が大活躍しています。

ウサギの鼻血と食事の意外な関係

ビタミン不足が招くトラブル

ビタミンKが不足すると血が固まりにくくなり、鼻血の原因に。新鮮な緑黄色野菜を適量与えることが予防になります。

でも与えすぎは下痢の原因になるので注意!1日に必要な量はウサギの頭の大きさ分くらい。我が家では小松菜やチンゲン菜をローテーションで与えています。

危険な食べ物リスト

食べ物危険度影響
玉ねぎ溶血性貧血
チョコレート心臓への負担
アボカド肝機能障害

「人間の食べ物を少しなら大丈夫でしょ?」と思ったあなた、危険です!ウサギの体は人間とは全く違います。私も昔、うっかりパンをあげてしまい後悔したことが...。

ウサギの鼻血と年齢の関係

子ウサギの注意点

生後6ヶ月未満の子ウサギは免疫力が未熟で、ちょっとした刺激で鼻血が出ることが。特に活発に動き回る時期なので、ケージ内の安全対策が必須です。

我が家の子ウサギ時代、ケージの金網に鼻をぶつけて出血したことがありました。今思えば、もっと柔らかい素材のケージを選べばよかったと反省しています。

シニアウサギのケア

5歳以上のウサギは血管が脆くなりがち。段差を減らす、滑り止めマットを敷くなどの工夫を。うちの8歳のウサギには階段代わりにスロープを作ってあげました。

「年を取ると鼻血が出やすくなるの?」と心配になるかもしれませんが、適切なケアで予防できます。シニア専用フードに切り替えるのも効果的ですよ。

E.g. :うさぎと鼻血 - 足立区青井の動物病院|クロス動物医療センター青井

FAQs

Q: ウサギの鼻血で一番危険な原因は何ですか?

A: 最も危険なのは血液凝固障害鼻腔内腫瘍です。血液が固まらない状態だと、ちょっとした傷でも出血が止まらなくなり、命に関わります。私の経験では、抗凝固剤の誤飲や肝臓病が原因のケースが多いですね。腫瘍の場合は良性も多いですが、放っておくと呼吸困難に陥る危険性が。特に老齢のウサギは要注意です。早期発見が何より大切なので、鼻血を見つけたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

Q: 自宅でできる鼻血の応急処置は?

A: まず落ち着いて、冷たいタオルで鼻を軽く押さえながら横向きに寝かせてください。血液を飲み込まないようにするためです。私がよく飼い主さんにアドバイスするのは、15分ルール。15分経っても出血が止まらない場合は、夜間でもすぐに病院へ。ウサギは少量の出血でも貧血になりやすいので、自己判断は禁物です。応急処置中はなるべく動かさないようにし、ストレスを与えないことがポイントです。

Q: 鼻血の予防法はありますか?

A: はい、環境管理定期的な健康チェックが効果的です。私のクリニックでは、電気コードをかじらせない工夫(コードカバーの使用)と、ケージの清掃を徹底するよう指導しています。また、牧草を十分に与えて歯の健康を保つことも重要。ウサギの歯は一生伸び続けるので、歯科検診を年に1回は受けましょう。免疫力を高めるためには、ストレスの少ない環境作りとバランスの取れた食事が欠かせません。

Q: 病院ではどんな検査をしますか?

A: まず血液検査で貧血の有無や凝固時間を調べ、レントゲンで鼻腔内の状態を確認します。必要に応じてCTやMRIを行うことも。私の病院では、特に血液凝固時間の検査を重視しています。検査結果によっては、ビタミンKの注射や抗生物質の投与から始めることが多いですね。腫瘍が疑われる場合は組織検査も行いますが、まずは基本的な検査から始まりますので安心してください。

Q: ウサギの鼻血で緊急を要する症状は?

A: 次の症状が出たら即病院です:ぐったりしている、呼吸が荒い、大量出血。ウサギは痛みを隠す習性があるので、飼い主さんが気づいた時には重症化していることも。私が診たケースでは、黒っぽいうんち(消化管内出血のサイン)に気づかず、貧血が進んでしまった子もいました。「大げさかな?」と思っても、迷わず獣医師に相談するのがベストです。

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